2023年の大河ドラマ『どうする家康』のCGがしょぼすぎると話題になっています。
大河ドラマといえば、大掛かりな仕掛けやセット、CGを使い迫力のあるシーンを撮影するイメージがありますが、なぜしょぼいと言われているのでしょうか。
また、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿』は壇ノ浦の戦いなどCGを使用したシーンも迫力満載で好評でした。
そんな映像を作成できるチームにもかかわらず次回作にあたる『どうする家康』のC Gは酷評なのでしょうか
今回は、歴代大河ドラマのCGを一挙に比較してその違いについて調査してみたいと思います。
Contents
【画像】どうする家康のCGがしょぼい
『どうする家康』のしょぼいCGと言われているのは
馬・背景などになります。
まず、馬の写真がこちら。
毛並みなどのリアルさが欠けていますね。
鎌倉殿で使用していた本物の馬の画像と比較するとこのようになっています。
やはり、本物は背景や人物とマッチしており馬の動きが自然です。
一方、『どうする家康』ではCGを使用しているため馬の顔の向きが正面を向きすぎていたりと不自然に感じますね。
また、背景に関してもCGっぽくてしょぼいとの声も多くその画像がこちらになります
信長が攻めてくる際の背景ですがCG感が強いですね。恐らく、信長を演じている岡田准一さん以外はCGなのでしょう。
馬や背景はコンピューターで作った感があり岡田准一さんが浮いているように見えます。
【画像】歴代大河のCG
2022年:鎌倉殿の13人
「鎌倉殿の13人」では、セットとCGを掛け合わせたシーンがありますが、人気作品だったということもありCGに違和感を覚える人は少ないようでした。
例えば、壇ノ浦の合戦のシーンでもCGが使われているようです。
実際にはこのように船が2艘あるだけで、あとはグリーンバックで撮影したようです。
驚くべきことに兵士たちが持っている弓の1つ1つも動きに合わせてCGで作成したもののようです。
奥の風景や水だけでなく弓もCGだとい事には驚きですね
2021年:青天を衝け
吉沢亮さんが主演を務めた「青天を衝け」でも多くのCGが使用されていました。
三井組ハウスと呼ばれる建物でのちの第一国立銀行になります。
上側の当時の絵がもとになるのですが、色味やデザインなどそっくりですよね。
こちらは、放送当時から再現度が高いと話題になりました。
他にもパリでの視察場面がありますが、背景は全てCGを使用しているようです。
パリの綺麗な街並みが再現されていますね。
また、建物内の映像もCGで再現したようで、下記のように人物以外を全てCGで作成したシーンもあったようです。
ここまでフルCGでやっているのとは凄いです。
また、建物内部になるので、直線的で色味の濃淡も付けやすいのでCGっぽさが出にくく不自然な雰囲気のないシーンとなっています。
一方で、蚕のシーンなどの生き物もCGで再現しておりそのシーンはCGっぽさがあり不自然でした。
2020年:麒麟がくる
「麒麟がくる」は、コロナウィルスの影響で撮影が一時中止になるなど撮影が難航した大河ドラマになります。
密を避けての撮影ということもあり、CGが多く使用されているのではと思いましたが、景色や大きな城などを映す場合はCGを使っていたと思われます。
例えば、二条城や美濃の景色を映し出された映像はこのようになっていました。
1枚目の二条城のシーンは明らかにCGとわかるような映像になっていますね。
他のCGを使用しているであろう映像を見ても「どのからがCGなのか分からない・・・」と言った声もありました。
そのため、シーンによってCGっぽさがどのまであるかはまちまちのようですね。
2019年:いだてん
「いだてん」は明治後期から昭和中期までを舞台にした大河ドラマになるため現在の建築物の一部とCGを混ぜた映像も多くあります。
例えば、ロサンゼルスオリンピックの水泳競技のシーンは
プールは実際に存在している国内のプールのようですが、スタンドと観客はCGで再現しているようです。
実物とCGの境目が違和感なく作られており制作技術の凄さを感じますね。
放送当時も国立競技場のCGは圧巻だった!との声が多くありました。
「いだてん」では比較的現在よりの時代設定にしている作品なので、カラー画像や映像として実際の景色が残っているシーンを再現する場面も多いです。
そのため、再現度が低いと酷評されてしまいそうですが、「いだてん」をみた多くの大河ファンが「良かった!」「再現度が高かった!」と好評のようですね。
まとめ
今回は2023年大河ドラマ『どうする家康』のCGがしょぼすぎると話題になっているため
過去の大河ドラマのCGと比較してどれくらいしょぼいのか検証してみました。
直近の大河ドラマでは『鎌倉殿の13人』や『いだてん』などCGが凄すぎると話題になった作品がおります。
それらと比較すると、やはり今回の『どうする家康』のCGはしょぼいと感じていますかもしれません。
しかし、馬のような動物のCGは偽物っぽくなりやすいためこれから他のCGを見るとこで考え方が変わる可能性はあります。
これからどのような仕掛けで私たち視聴者を楽しませてくれるのか楽しみに待ちましょう。